決勝戦のルールは基本的には準決勝と同じだ

勝戦のルールは基本的には準決勝と同じだが、こちらは3つのマップを使用し、先に2勝したほうが優勝となる。選ばれたマップは「Missile」「Satellite」「Train」の3つだ。RMT
 試合を前にUHS AthleteのYuti選手は「非公式大会で1回勝ったくらいで調子に乗っているから、奇跡は2度起こらないことを証明したい」と相手を挑発するが、vouLusの選手は「最高の舞台で最高の仲間と一緒に、最高のチームを相手に、最高の結果を残したい」と、こちらもやる気十分といったところ。
 決勝戦第1試合のマップはMissileを使用。このマップは細かい建物や狭いルートがあるのが特徴で、中央にある曲がった通路が攻防の重要なポイントとなるそうだ。
 試合はvouLusの先攻で始まり、序盤は拮抗したゲーム展開となる。しかし、3ラウンド目でUHS Athleteがラッシュを仕掛けポイントを獲得し、4ラウンド目にはSpyGea選手がスナイパーライフルで見事なエイミングを見せ、会場を沸かせる。
 前半戦はスコア4対3で折り返し、続く後半戦はシーソーゲームの様相を呈した。しかし、一枚上手のUHS Athleteが着実にラウンドを制し、マッチポイントを獲得。しかし、UHSがこのラウンドを取れば勝利というところで、思わぬアクシデントが発生。 vouLusで最後に生き残った選手が使用するPCがトラブルを起こしてしまい、試合は続行不可能になってしまう。結果的にはルール上の決まりで、第1試合はUHS Athleteの勝利で終わった。
 決勝戦第2試合のマップは、Satelliteを使用して行われた。ここは狭い通路の多いマップで、出会い頭での戦闘が起こりやすくなっているのが特徴だという。
 第1試合と同じく、vouLusの先攻で始まった試合は、第2ラウンドでSpyGea選手がトリプルキルを見せるなど本領を発揮し、前半戦終了の時点で 5対2と、UHS Athleteが圧倒的に有利な状況。しかし、vouLusも意地を見せ、第9ラウンドでは完璧な守備で一人も倒されることなく、UHS Athleteを撃退するというパーフェクトゲームとなり、会場からは一際大きな歓声が上がっていた。
 だが、このあとvouLusは1ラウンドを取るだけで精一杯。どんどん差を広げられ、最終的なスコアは8対4でUHS Athleteの優勝となった。
 試合後にコメントを求められたUHS AthleteのYuti選手は、「vouLusはすごく強くて、僕たちのいいライバルなので、これからもよろしくお願いします」と健闘を称え、vouLusの選手も「負けてしまったけど、ある意味でこれが最高の結果ですね。UHS Athleteを倒すために日々精進していきたいです」と述べていた。
 その後行われた表彰式では、優勝したUHS Athleteに賞金20万円、準優勝のvouLusには賞金5万円が手渡され、会場は両チームの健闘を称える暖かい拍手に包まれた。
下馬評どおり、UHS Athleteが今大会の優勝クランとなり、256クランの頂点に立った
 最後に佐野氏は「スペシャルフォース運営チームとしては、このような大会を今後も実施していきたいと思います。8月〜9月あたりに開催できるよう準備しておりますので、次回もぜひご参加いただければと思います」とコメントし、イベントを締めくくった。信長の野望 RMT