ゲームハードの熟成期では往々にして

ゲームハードの熟成期では往々にして、ハードの限界を突き破ったような完成度のタイトルが登場することがある。『ゴッド オブ ウォー』はその好例だった。RMT
『ゴッド オブ ウォー』を一言で表すなら、アクションゲームの集大成と言えるのではないだろうか。
系譜としては『鬼武者』『デビル メイ クライ』シリーズなどの名作アクションゲームの操作性の良さ、爽快感、迫力、手応え…そんなところをこれでもかと詰め込んで、溢れんばかりの奇想天外な想像力を詰め込んだのが本作である。
あまりの完成度の高さに、続編は一体どうなってしまうんだろうと危惧したのは筆者だけではあるまい。
名作の続編が単なる劣化コピーになってしまった例は枚挙に暇がないのだから。
さて、結論から言ってしまえば筆者のそんな心配は杞憂に終わった。
この作品は最初からブッ飛んでいる。
出来れば前作から遊んでいただきたいからストーリーの大事な部分には極力触れないようにしたいのだが、オープニングからおそらくアクションゲーム史上最大規模の敵と戦うことになる。
雑魚キャラを圧倒的な攻撃力で薙ぎ倒す爽快感、手ごわい敵を攻略する戦略性、強大なボスキャラと対峙する緊張感。そのすべてが最初のステージから味わうことが出来る。
『ゴッド オブ ウォー』を語る上で外せないのがコンテキストセンシティブアタックという攻撃方法である。
戦闘中に画面上で「○」「△」など、特定のボタンが表示されたときにそのボタンをすばやく押すと発動する。
強い敵キャラのとどめを刺すときに発動することもあるが、CSアタックの最大の魅力はボスキャラとの戦闘時に味わうことが出来る。
緊迫のボス戦で、ある程度敵の体力を減らしたときに連続して出現するCSアタック。タイミングよくボタンを押して成功させていけばボスに大きなダメージを与えることが出来るのだが、とにかくその演出が凄い。
気の弱い人であればちょっと引くくらいの豪快なアクションを見せてくれるのである。
一昔前のLDゲームをご存知の人なら『タイムギャル』『サンダーストーム』などをご存知かもしれない。アレの現代版である。
単純な反射神経ゲームではあるのだが、派手な演出とアクションで非常に楽しませてくれる。 FF11 RMT